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効用

ラタンの効用

シックハウス症候群などを引き起こす原因「ホルムアルデヒド」

ホルムアルデヒドは、液体や気体に良く馴染み、それを媒介として他のものに吸収されやすい性質を持っています。このガスを吸入すると、目、鼻、呼吸 器が刺激され、くしゃみ、咳などの疾患が出ます。さらに、ほかのものに吸収されやすい性質であり、排出されにくいので、体内に蓄積されます。それによって 皮膚疾患、結膜炎、鼻咽喉炎、呼吸器不全などを引き起こします。シックハウス症候群は、その顕著な例といえます。

 

原因となる物質「アレルゲン」は、把握しきれるものでなく無数に存在しております。

籐家具は、こういった人体に悪影響を及ぼす有害物質が含まれる割合が、他の製品に比べて非常に少なくなっています。接着剤などにこれらの物質は多く含まれますが、籐家具は構造上、接着剤をあまり使用しません。

身体や環境に優しい商品といえます。

これらの疾患をお持ちのお客様にとって、非常に相性の良い製品ということです。
製品に対する科学的根拠として、専門の機関に研究・検査を依頼し、結果を公開しています。

研究内容・結果

ホルムアルデヒドの吸着試験結果

トルエンの吸着試験結果

キシレンの吸着試験結果

福島工業ラタンの試験結果
1.酵素作用 (京都大学 平井教授グループ)
籐で指などを怪我しても、竹材などとは異なり、傷口は化膿しないと言われている。このことから籐には抗菌作用があると考えられる。実際、籐・メタノール抽出物の枯草菌に対する抗菌試験を行ったところ、明瞭な抗菌活性を示した。今後籐は天然抗菌素材としての利用も期待される。
2.有害物質の吸着性 (京都大学 森谷教授・(財)日本紡績検査協会)
籐は多孔質なので、吸着性が良いと考えられてきましたが、今回の実験(テドラーバッグ法による24時間吸着試験)により数値としても高い吸着性が実証されました。天然の抗菌作用と合わせて、シックハウス対策の低VOC住宅建材としても有望と思われます。
 

籐の知られざる可能性

かくも籐の歴史は永く、インテリア製品の素材としてもさほど新しいものではないのですが、どうしたわけかこれまで、籐についての科学的研究が本格的になされたことがなく、物理特性などについても明らかにされておらず、詳しい文献もありませんでした。
エンドユーザーに至っては籐と竹の違いもほとんどご存じないのが現状かと思います。
読者の方にもこの機会にご理解頂きたい籐の特長をまとめますと
 
① 熱帯に自生するヤシ科つる性の植物(竹とは全く違う植物)
② 軽量・強靭・弾力に富む
③ 表面は琺瑯質の為、熱をはじく効果があり、ひんやりと冷たい質感
④ 中の繊維質には吸放湿効果がある・・・といったところでしょう。
 
ところがつい最近になって、ようやく各研究機関が籐の物性を研究する様になり、こうした従来の定説に加え、抗菌作用や有害物質の吸着性についての科学的な立証がなされつつあり、2007年の10月には文部科学省・科学技術復興(JST)の補助金を受け、籐の科学的研究を、弊社が立命館大学、滋賀県工業技術センターと共にスタートする運びとなりました。
現在、エコロジー建材と呼ばれるものには実に多岐に渡り、新機能を訴求した新機能が夥しい中、福島工業は古くからあり、また創業当初から取り組んでいる籐について、さらに追求を進めて止まない所存です。
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福島工業株式会社
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籐製品の製作販売
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